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武田シンポジウムを北欧で開催

武田計測先端知財団
2002年5月31日

財団法人武田計測先端知財団は、本年6月17日から19日にかけて、ヘルシンキ大学及びウプサラ大学の協力を得て、フィンランド及びスウェーデンにおいて「工学知と市場」という主題でワークショップとシンポジウムを開催することを明らかにしました。

フィンランドのワークショップでは、90年代に勃興したノキア社に代表されるフィンランドの技術革新を検証し、スウェーデンでのシンポジウムでは、シリコンバレーと北欧をモデルとして、IT企業やバイオ企業が生まれてきた状況を検討し、政府の果たした役割、アントレプレナーシップや工学知が生まれる条件を明らかにします。

実行委員長は、国際基督教大学教授の村上陽一郎氏、運営幹事は、東京工業大学助教授中島秀人氏が担当します。日本からは、日本学術会議副会長黒川清氏、大阪大学名誉教授松原謙一氏、海外からはチューリッヒ工科大教授ヘルガ・ノボトニー氏、スウェーデン王立技術研究所マティウス・ウーレン氏、マンチェスタービジネススクール教授リチャード・ウィットレー氏、2001年武田賞受賞者のファクター10研究所長フリードビッヒ・ビオ・シュミットブレーク氏らが参加します。

武田計測先端知財団は、生活者に富と豊かさ・幸福をもたらす業績は、テクノアントレプレナーシップと工学知の結合により生まれると考えています。本ワークショップとシンポジウムが、テクノアントレプレナーシップと工学知の普及の一助になればと、願っています。なお、本ワークショップとシンポジウムは、参加者の自由な議論を確保するため、非公開で実施しますが、議論の結果については公表します。

財団法人武田計測先端知財団は、2001年4月に設立された顕彰・助成を中核事業とする公益法人です。顕彰事業の対象である武田賞は、情報・電子系、生命系、環境系のそれぞれの応用分野で、生活者に富と豊かさ・幸福をもたらした顕著な工学的業績を表彰します。また、副賞として各々一億円を贈呈します。武田計測先端知財団は、グローバルな工学的業績を顕彰する数少ない財団であり、工学知の創造とその活用に基く生活者のための価値の実現を重要視するところに特徴があります。


プレスお問い合わせ先

池田 純子
財団法人 武田計測先端知財団
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