第4回 カフェ de サイエンス

Cafe (4th)

「双生児の脳科学 ~脳はどのように言葉を生み出すか~」

日時:
2005年9月16日(木) 18:30 - 20:30
講師:
酒井 邦嘉 さん (さかい・くによし)
堀田 凱樹 さん (ほった・よしき)
会場:
カフェ・デ・ザルチスト


酒井邦嘉先生の呼びかけメッセージ


今回は、言語に大きな影響を与える遺伝と環境の問題について、双生児の観点から考えてみましょう。

・一卵性双生児は、どこが似ていて、どこが似ていないのでしょうか?

・双生児の言葉の使い方や話し方は似ているのでしょうか?

・双生児のペア間の会話には、暗黙の了解があるのでしょうか?

こうした疑問は、言葉を生みだす脳のしくみがわかると、すっきり解決します。実際、英語の習得過程で調べた脳活動が、双生児のペア間で高い相関を示すことが最近わかっています。一卵性双生児のお二人(双子の調査で有名な東京大学教育学部附属中等教育学校の卒業生)をゲストにお呼びしますので、身近な言語の問題について自分の脳と言葉を使いながら議論しましょう。

(参考図書:酒井邦嘉著『言語の脳科学 - 脳はどのようにことばを生みだすか』中公新書, 2002年)


討論の詳細は、堀田凱樹/酒井邦嘉 著 中公新書 「遺伝子・脳・言語----サイエンス・カフェの愉しみ」 をご覧ください。