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武田計測先端知財団第二回座談会
「エネルギー技術開発の考え方」
日時: 平成16年7月21日 10:00 - 12:00
会場: 東京新阪急ホテル
請川孝治先生(産業技術総合研究所理事・関西センター所長)
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[図 1]
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1.始めに
(請川)
産総研の請川でございます。ただいま大戸さんより過分なご紹介をしていただきまして、冷や汗が出る思いをしております。 今日いまから1時間くらいお話をさせていたただきたいと思います。今日は、私よりはるかに先達の方がたくさんおられまして非常に緊張しています。 特に、武田理事長は最近産総研の資料のなかで産総研発のベンチャーということで紹介されておりますが、武田理事長の業績を産総研発と称して いいのか、(もっと個人的な)業績ではないのかという、気もしております。私の話が2回目で、1回目は私ども産総研の吉川理事長の話をお聞きになったということです。吉川理事長は今年71歳でございますが、酒は飲む、元気で頭は柔らかくて、私よりは十いくつか年上ですが、 ほんとに身内とはいえ感服しています。第二種の基礎研究、本格研究ということを説いておられるのですが、産総研のなかでもまだ共通のコンセンサスが得られていないような気がいたします。ただ、吉川理事長の考え方は、議論する ことが前進する一番いい方法である。決められたこと、決まったことに従うのは意味がない、ということだと思います。ある意味では、現在技術開発 に携わる人間が抱えている問題を提起しているということだと思います。私の話は漫談で終わってしまうことが多いのですが、今日はできるだけ漫談 にならないようにしたいと思います。
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