The Takeda Award 理事長メッセージ 受賞者 選考理由書 授賞式 武田賞フォーラム
2002

受賞者

情報・電子系応用分野
赤崎 勇
天野 浩
中村修二

生命系応用分野
スティーブン・P・A・フォダー
パトリック・O・ブラウン

環境系応用分野
チャールズ・エラチ
畚野信義
岡本謙一





理事長武田郁夫から武田賞を受け取るパトリック・O・ブラウン氏。

武田理事長と、武田計測先端地財団の方々、そして松原先生をはじめ、選考委員の皆さまに、この素晴らしい名誉をDr. Fodorと共に私に贈ってくださったことに、心から感謝申し上げます。Dr. Fodorのような優れた科学者とこの名誉を分かち合えたことは、二重の光栄です。

今回賞をいただいた、我々の仕事やアイデアは、私一人で成しえたものではなく、私と一緒に働いてくれた、多くの優秀な学生および研究者の貢献なくしては、ありえないものです。彼ら全員の名前をここで発表できないのは残念ではありますが、そのようなことをすれば、私のスピーチは1時間を越えてしまうでしょう。しかし、私は彼ら全員に感謝しております。特に、私の研究室で最初の実用的なマイクロアレイシステムを立ち上げるに当たってのDari Shalonの貢献、さらにその技術を信頼できる、使いやすいものに改良し、真に大きな難問に応用するまでにいたった過程でのJoe Derisiの類まれな努力、元のアイデアを発展させ、データ分析になくてはならないソフトウェアを開発したMike Eisenの輝かしい研究、それらなしには、マイクロアレイシステムの実用化には、決していたらなかったでしょう。

そしてまた、過去10年間の私の同僚にもお礼を述べたいと思います。David Botstein、彼はDNAマイクロアレイを使ったさまざまな開発における、私の科学研究のパートナーです。私の恩師たちもお礼を述べたいと思います、特にNick CozzarelliとHarold Varmus、彼らは私に、従うべき偉大な前例を示し、私の科学者としての経歴を通じて、インスピレーションを与えつづけてくれました。そして、一番重要なこととして、私の家族にも感謝したいと思います。私の両親は、私が全力を尽くすよういつも励ましてくれました。私の素晴らしい妻であるSue、三人の素晴らしい子供たち、娘のArielとZachとIsaacの二人の息子、彼らも毎日私を勇気付けてくれます。本当にありがとうございました。

 
 


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