The Takeda Award 理事長メッセージ 受賞者 選考理由書 授賞式 武田賞フォーラム
2002

受賞者

情報・電子系応用分野
赤崎 勇
天野 浩
中村修二

生命系応用分野
スティーブン・P・A・フォダー
パトリック・O・ブラウン

環境系応用分野
チャールズ・エラチ
畚野信義
岡本謙一





理事長武田郁夫から武田賞を受け取るチャールズ・エラチ氏。

武田理事長、皆様。この賞をいただくことができまして本当に光栄です。武田計測先端知財団の選考委員の方々と武田理事長に、この名誉を私に与えてくださったことにお礼を申し上げます。しかし、このような努力は、通常チームの力であり、私個人の努力ではないということも申し上げたいと思います。ですから、私は私と一緒に努力してきたアメリカ、そして日本にいる私の仲間の全員に感謝の言葉を述べたいと思います。彼らは、等しくこの賞に値します。そしてまた私の家族、娘、JoanneとLauren、そして最も大切なことですが、妻Valerieにこの30年間私の仕事を支えてくれたお礼を言いたいと思います。

畚野さんが共同受賞者のお一人であるということが、特に喜ばしいことです。畚野さんご夫妻は、Valerieと私が20年前初めて日本を訪れた際に、私たちを家に招いてくださり、それ以来私は常に彼の仕事に敬服しています。ですから、その彼とこの賞を分かち合うことができて、とても嬉しく思います。そしてまた、この賞をいただくために、ここ東京に、そして日本に来ることができて、たいへん嬉しく思います。なぜなら日本の研究者の方々や宇宙開発の関係者の方々、そして宇宙開発事業団は、人工衛星搭載レーダの開発においてそれぞれ重要な役割を担っているからです。実際、3週間後には地球表面、特に海面および海面を吹く風を観測する散乱計を搭載する予定の、ADEOS-IIの打ち上げのために、私は東京に戻ってくることになっています。日本および他の国々の努力を考えておりますと、私が自分のキャリアの初期にやっていた試みのいくつかが、現在環境をモニタリングしたり、私たちの誰もが惑星のより良い世話役となるために使われているのを見るのは、たいへん喜ばしいことです。

改めて、武田理事長と武田計測先端知財団の皆さまにお礼を申し上げます。Domo arigato gozaimasu.

 
 


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